池上家

3人家族のイラスト

短編小説「カレーライス」の主人公・池上修司と、彼の家族を紹介します。


手を繋いだ親子のイラスト

小説の舞台は都心から少し離れた閑静な住宅街。二階建ての一軒家に暮らす三人家族は、お父さんの修司、お母さんの色葉、一人息子のタケルです。

告別式の後の夕方、静かな街を歩く修司とタケル。傷ついた二人の会話は、お互いの気遣いが行き違い、いまいち盛り上がりません。しかし「カレーライスを食べたい」というタケルの言葉をきっかけに、修司は重大なことを忘れていたことに気づきます──。

池上家

本編の登場人物はほぼ修司とタケルの二人だけ。でも池上家には、二人の大好きな色葉というお母さんがいます。彼女もちょっとだけ登場します。

池上修司(僕)
スーツ姿の男性のイラスト3
基本情報
  • 名前: 池上修司(いけがみ・しゅうじ)
  • 性別: 男
  • 年齢: 31
  • 誕生日: 10月14日
  • 血液型: A
  • 身長: 173cm
  • 体重: 58kg
好きなもの

家族|シーフード|甘いもの|ラフな恰好|野球|虫|水族館|海|昼寝|風呂|コスモス

修司は池上家のお父さん。毎日忙しく働きながら家族の生活を支えているサラリーマンです。

性格は控えめながら陰湿なところがなく、人に好かれるムードメーカー。しかし過去に実家と絶縁し、大学生時代のほとんどを勉強とアルバイトに費やした苦労人です。実家の人間関係もさることながら、病気や事故で大切な人を何人も失っており、さまざまな不幸を経験しています。

僕には両親も兄弟もいない。

短編小説「カレーライス」本編より

ほんとうにいない(亡くなっている)のは父親だけで、母親と弟がいます。

一方で、本編のあとがきに書いたように、彼は勉強ができて、道を踏み外すことなく進学・就職・結婚とスムーズにライフイベントを迎えられるような好運の持ち主でもあります。実際、普段はネガティヴな一面を表に出すことなく、悠々自適な私生活を楽しんでいます。

ドーナツとバナナと男性のイラスト
オリジナルイラスト|My Favorite Things 2

顔立ちからぶっきらぼうな第一印象を持たれますが、ほんとうは表情豊かで素直。破顔一笑という言葉に見合う、曇りのない笑顔を見せることもあります。

池上色葉
池上色葉とチューリップのイラスト
基本情報
  • 名前: 池上色葉(いけがみ・いろは)
  • 性別: 女
  • 年齢: 31
  • 誕生日: 11月21日
  • 血液型: O
  • 身長: 159cm
  • 体重: ?
好きなもの

修司|タケル|数学|宇宙|小動物|コーヒー|フルーツ

色葉は池上家のお母さん。修司と反対に、実家の両親に愛されて育ったお嬢様です。

大学生時代に修司と出会い、結婚と出産を挟んだのち、そのまま大学に残って働いています。数学に強い関心を抱く理学博士。自然に畏怖の念を示し、小動物に深い愛情を寄せるロマンチストでもあります。

母性的で明るい性格なので、繊細な修司とタケルの精神的支柱となっています。いつも穏やかに笑っていますが、理屈っぽくて思ったことをはっきり言うタイプです。

池上夫妻とアイスクリームのイラスト
オリジナルイラスト|君がほしい

タケルの前では父親として気丈に振る舞っている修司の子どもっぽいところも、色葉は全部お見通し。求められれば慣れたようすで上手にあしらってみせます。

池上武(タケル)
向日葵と男の子のイラスト
基本情報
  • 名前: 池上武(いけがみ・たける)
  • 性別: 男
  • 年齢: 6
  • 誕生日: 8月30日
  • 血液型: A
  • 身長: 117cm
  • 体重: 20kg
好きなもの

両親|お絵描き|ゲーム|動物|植物|野球|自転車|卵焼き|アイスクリーム

タケルは修司と色葉の一人息子。動物や植物を愛し、他者の入り込めない独自の世界を持つ男の子です。

池上武と動物たちのイラスト
オリジナルイラスト|妄想ワールド

目つきなど顔は色葉にそっくり。動物に向けられた優しい眼差しにも、母親の面影があります。

両親の愛情に守られている甘えん坊なので、小学校の先生など大人には簡単に懐きます。友達の中ではおとなしいほうで、活発な子に引っ張られています。

タケルの性格は修司に似ていると考えられます。

「……オレ、ママに謝らなきゃ」
タケルの声がかすかに震えているように聞こえた。泣いているのかと思った。
「タケル」
「……パパもごめんね。悲しい思いさせて」
「え?」
タケルは立ち止まった。
「何言ってるんだよ。お前は何も悪くないだろ」
僕はそう言いながら、タケルの手を引っ張った。

短編小説「カレーライス」本編より

幼いなりに他者の痛みに敏感で、両親を気遣うタケル。そしてそんなタケルを気遣う修司(僕)。深い愛情で結ばれた二人ですが、気まずい空気感が不器用さを物語っています。